フトゥリウム(Futurium)は、ベルリン中央駅から350メートル、シュプレー川沿いにある「未来の家」で、連邦政府と科学機関の発案により2019年9月5日に開館しました。所蔵品を見せるのではなく、「私たちは明日、どんな世界で暮らしたいのか」というシンプルな問いを投げかける体験型の展示です。人間・自然・技術をテーマにした3つの「思考の空間」、手を動かして試せるラボ、そしてソーラーパネルに覆われた屋上の順に巡ります。 入場は無料で、個人客は予約不要です。火曜以外は毎日開館し、木曜は20時までのナイトオープンがあります。所要時間は2時間ほど、子ども連れならもう少し見ておきましょう。
見どころ

建物
ベルリンの建築家リヒター・ムジコウスキーの設計で、2015年3月から2019年にかけて建てられたガラスと金属の建物です。ファサードは、プリントガラスと折り曲げた金属反射板でできた1メートル角の部材が8,000以上並び、光によって表情を変えます。幅28メートルの大きなガラス窓が展示階の北と南に開き、1階は2つの広場をつなぐ開放的な通路になっています。
常設展
上階の約3,000平方メートルに、人間・自然・技術をテーマにした3つの「思考の空間」があり、ヒューマノイドロボットから宇宙都市、余暇、公正さ、自然との関わりまで、未来のシナリオを紹介します。展示は「私のスマホはいつ私に恋をするの?」「私の電気は月からやって来る?」といった来館者の疑問から始まります。
フトゥリウム・ラボ
地下にある600平方メートルのラボで、天井高は6メートル、暗いコンクリートと黒いアスファルトの床が特徴です。未来をかたちづくるものに触れ、参加し、試せる場所で、ワークショップも開かれます。子どもや10代にいちばん人気のコーナーです。
On/Off-Beziehung
2026年9月11日から、「On/Off-Beziehung(オン/オフの関係)」というテーマで、チャットボット、つながるモノ、ロボット、人工知能など、技術との暮らしを問いかけています。ディープフェイク(加工された画像・映像・音声)を見抜く力を試したり、ストレスに反応する衣服を体験したりできます。

スカイウォーク
傾斜した屋根はほぼ全面が太陽光発電と太陽熱のパネルで覆われ、建物のエネルギーをまかなっています。その周囲を歩道が囲み、階段またはエレベーターで上がれます。シュプレー川の湾曲、連邦首相府、中央駅が見えます。天気のよい日だけの開放で、天候により閉まることがあります。
実用情報
アクセス
Alexanderufer 2, 10117 Berlin。Sバーン(S3、S5、S7、S9)、Uバーン(U5)、トラムM5・M8・M10、バスM41・M85・120・123・142・147で中央駅(Hauptbahnhof)下車、シュプレー川沿いに東へ徒歩約5分。バス245番はFuturium停留所です。国会議事堂はシュプレー川の対岸、徒歩約10分、ハンブルガー・バーンホフは駅の北へ徒歩約10分です。
営業時間
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