トレプトウ公園(Treptower Park)は、ベルリン中心部の東、トレプトウ=ケーペニック区のシュプレー川沿いに、約88ヘクタールにわたって広がっています。訪れる人のお目当ては、市内最大のソ連軍戦争記念碑です。解放者の兵士像が、石棺の並ぶ広い参道を見下ろしています。芝生、川沿いの遊歩道、アルヒェンホルト天文台も魅力です。公園と記念碑は毎日、無料で自由に入れます。 公園は1877年から1889年にかけて、ベルリン初の庭園局長グスタフ・マイヤーの設計で、市民のための公園として整備されました。広い草地と木立が交互に現れ、鯉の池や、4列に並ぶプラタナスの並木道もある、19世紀の風景式公園の姿をよくとどめています。
見どころ

ソ連軍戦争記念碑
1946年から1949年にかけて造られ、1949年5月8日に除幕された「ソ連軍戦争記念碑」(Sowjetisches Ehrenmal)は、1945年のベルリン攻防戦で戦死した赤軍兵士を追悼しています。この場所を管理するグリューン・ベルリンによると、7,000人以上がここに埋葬されています(公的な資料によっては、もっと少ない数字を挙げています)。小高い丘の上には、彫刻家エヴゲーニー・ヴチェチッチによる高さ11.6メートルのブロンズ像があり、剣を手に、ドイツの子どもを抱き、砕けた鉤十字を踏みつける兵士の姿を表しています。台座の下の追悼室は、モザイクで飾られています。

石棺の参道
入口から、嘆く母なる祖国の像の前を通ると、白樺の並木道が、赤い花崗岩でできた2本の巨大な旗と、ひざまずく兵士像へと続きます。その先に中央の墓地が広がり、戦争を描いたレリーフと、ロシア語とドイツ語によるスターリンの言葉が刻まれた16基の石棺が周りを囲んでいます。全体で約10ヘクタールあります。

シュプレー川沿いと遊覧船
遊歩道が、公園の端から端まで川に沿って続いています。Puschkinallee 15にある船着き場ハーフェン・トレプトウからは、シーズン中、シュテルン・ウント・クライス社の遊覧船が市の中心部やミュッゲル湖へ出ています。川側にはバラ園のほか、東ドイツ時代の1959年から1969年に造られた、テーマ別の庭園もあります。
青少年の島とシュプレーパーク
公園の東の端では、1916年に造られたアプタイ橋(Abteibrücke)が、小さな島「青少年の島」(Insel der Jugend)へと続いています。島にはコンサートやビアガーデンのある文化施設「クルトゥーアハウス・インゼル・ベルリン」があります。さらに南東のプレンターヴァルトにある、東ドイツ時代の旧遊園地シュプレーパークは工事中で、アート、文化、自然のための公園として2027年に再開すると発表されています。川沿いに修復された旧酒場「アイアーヘウスヒェン」では、すでにレストラン、季節営業のビアガーデン、展覧会を楽しめます。
アルヒェンホルト天文台
公園の南東部、Alt-Treptow 1にあるアルヒェンホルト天文台には、1896年製の大屈折望遠鏡があります。焦点距離21メートル、重さ130トンで、世界最長の可動式望遠鏡とされています。1915年には、アルベルト・アインシュタインがここで一般相対性理論についての初の一般向け講演を行いました。天文学の博物館は無料で、ガイドツアー、天体観測、講演、プラネタリウムの上映は12ユーロ(割引料金は8ユーロ)です。
実用情報
ワンポイントアドバイス
- 記念碑は軍人墓地です。きちんとした服装と静けさが求められます。5月8日と9日は戦争終結の記念行事があり、とても混み合います。天文台は、プラネタリウム・ベルリン財団のプログラムを確認してください。窓口が開くのは、主に平日の午前、木曜と金曜の夜、週末の午後です。料金は2026年10月に確認したものです。あわせてお読みください:シュプレーパーク、シュプレー川クルーズ、トレプトウとケーペニック、ケーペニック城。
アクセス
Puschkinallee, 12435 Berlin(記念碑の正面入口はプシュキンアレー側)。Sバーンのトレプトウ公園駅(環状線のS41・S42、S8、S9、S85)で降り、プシュキンアレーを南へ徒歩数分です。イーストサイド・ギャラリーやフリードリヒスハインの地区からは、エルゼン橋でシュプレー川を渡れば、徒歩で公園に着きます。 アルヒェンホルト天文台:Alt-Treptow 1, 12435 Berlin。
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